JALダイナミックパッケージ開発ストーリー

MEMBER INTERVIEW 01

SYS史上最大のプロジェクトを、
成功に導いたモノ。

ソリューション事業部
JAL開発Gr マネージャー
中野
ソリューション事業部
事業部長
野坂

JALグループが注目した、SYSの独自技術とノウハウ。

「JALのダイナミックパッケージが、全面的にサイトリニューアルするらしい」。
それは2012年夏に持ち上がった、業界注目の一大プロジェクトだった。
これを手掛けたのがSYS。
事業部長の野坂とプロジェクトマネージャーの中野は、スタート当時をこう振り返る。

中野:
『JALダイナミックパッケージ』は、数多くの一般ユーザーに利用されてきた人気のWebサービスです。航空券とホテルなどの宿泊施設が一括予約できるのが最大の特徴ですが、従来はサービスの一部である仕入れシステムについては、大手旅行予約サイトのシステムを活用していた。ただそれでは中間コストがかかり、柔軟なサービス拡充も難しい。そこで、壮大な計画のもと、新たな基幹仕入れシステムとして、「新仕入れシステム」を構築するプロジェクトが発足したそうです。
野坂:
スケールを考えれば、正直、コンペへの参加だけでも奇跡ですよ(笑)。けれど、最終的に開発ベンダーとして選ばれたのは、大手SIerではなくSYSでした。これはとんでもないチャンスをいただいたなと。
中野:
評価いただいたのは、予約システムに関する膨大な開発ノウハウでした。例えば、ほとんどの宿泊施設では客室の在庫、料金の管理用に“サイトコントローラー”というシステムを導入しています。宿泊予約サイトはこうした周辺システムとの連携が不可欠ですが、業界に精通していなければ分からないことも多い。その点、当社は活かせる技術ベースも多く、独自提案ができた。そこだけは自信がありましたね。

成功への道は、失敗の連続から始まった。

JALダイナミックパッケージは、JALグループはもとより日本中の施設と連携する大規模システムだ。
新仕入れシステムの開発プロジェクトは足掛け4年にも及び、3つのフェーズで進められたという。
SYSでは早速、信頼のおけるパートナー会社とともに、本プロジェクトに専門特化した部門を編成。
最大200人月にも上るプロジェクトチームを発足する。

メンバーインタビュー2
中野:
第1フェーズのミッションは、新たな仕入れ管理システムを開発し、従来システムから移行することでした。クライアントからの要望は、「インターフェイスや操作方法は既存システムを踏襲してほしい」というもの。そこで、まずは従来のシステムを徹底的に使用して、構造を解析していきました。なにせ他社のシステムですからね。基本的な仕様書すらいただくことはできません。それでも、まずはできるアクションをとろう、知恵を絞ろうと考えたんです。
野坂:
彼らのベンチャー精神と行動力は、すごいものがありましたよ。ただ、大手メーカー時代に大型案件をいくつも手掛けてきた私からすると、ちょっと危ういぞと。なぜなら、プロジェクトの規模を考えるとルール・ツール・体制が、決して褒められたものではなかった。その影響が進捗の遅れなどに表れ始めていたんです。
中野:
そうした状況を踏まえて野坂さんがこのプロジェクトに参画し、体制づくりやアライアンス業務をテコ入れしてくれました。第1フェーズに要したのは約10カ月ですが、本当にトライアンドエラーの連続でしたね。
インタビュー風景

業界でもほとんど前例のないシステムを構築。

野坂の頭にあったのは、「これだけの大型案件を成功させるには、何よりも“連携”が重要」ということだった。
そこで、プロジェクトを成功に導くべく、様々な施策に取り組んでいく。

中野:
クライアントと徹底的に打ち合わせを重ね、Web経由でパートナー会社と毎日のようにミーティングを行い、さらには開発に必要なドキュメントに関するルールも再検討しました。従来のやり方に捉われず、基礎から見直した形です。
野坂:
チームの一体感を生むために、中野とともに北海道までパートナー会社を訪ねたことも何度もありますよ(笑)。苦心の末に完成した新システムが、クライアントや各施設のユーザーから好評を得たと聞いたときは心底嬉しかったですね。
中野:
安定体制を確立できたことで、2013年末から1年をかけた第2フェーズは、クライアントからも“大成功!”とお墨付きをもらうほどスムーズでした。とはいえ、決して簡単な開発だったわけではありません。旅行業界では一般的に、Webサイト経由の予約と、旅行パンフレット経由の予約は、宿泊在庫を切り分けています。しかし、第2フェーズでは、“双方のデータを共有して、パンフレット商品をWebでも販売可能にしよう”というチャレンジを実行したんです。
野坂:
クライアントとの関係性の強化や、パートナー会社との絆の深まり。それに技術的な成長など、今思えば課題を乗り越えて得た全てが、画期的な開発を実現する力になったんでしょうね。

試行錯誤を繰り返し、旅のあり方を革新する。

2015年6月、「JALダイナミックパッケージ」における最大の目標が達成された。
最大の難関に要した期間は、実に14カ月。
そのミッションは、ゴルフ場やレンタカー、バス、レジャー施設のチケットなど
オプション販売を可能にするべく、仕入れ機能を拡張することだった。

メンバーインタビュー2
中野:
その実現には、各社システムとの複雑な連携が不可欠。そこでプロジェクトメンバーとともに、大手SIer数社と調整会議を繰り返しました。ただ、あんなに大変な会議は初体験でしたね(苦笑)。細かな仕様に、“なぜこんな構造に?”と質問攻めに合うことも頻繁にありましたから。
野坂:
ただ、そこで学んだ大手SIerが培ってきた技術や課題の捉え方は、SYS全体で今後役立てたいと思えるものばかりでした。中野の頑張りのおかげで得られたモノは、今や貴重な財産です。
中野:
壁にぶつかっては、行動力とチームプレーで乗り越え続ける日々だったので、無事にサービスインを果たした瞬間は、達成感もケタ違いでした。
野坂:
もう一つ嬉しかったのが、JALダイナミックパッケージがリニューアル直後から過去実績を大幅に上回る売り上げを達成したことです。業界全体にも、一般ユーザーの旅の楽しみ方にも、大きなインパクトを与えられたのかなと。そう考えると、本当に頑張った甲斐がありました。
インタビュー風景

新たな仲間とともに、新たな取り組みへ。

現在、プロジェクトのメンバーはサービスの保守運用やシステムのアップデートに取り組みながら、
新たなプロジェクトへの一歩を踏みだそうとしている。

野坂:
ありがたいことに、業界の別クライアントから、“うちでもJALダイナミックパッケージのようなサイトをやりたい”といった声もいただいているんですよ。当社の実績だとはお伝えしていないんですがね(笑)。ただ、次の挑戦には野心を持った新しい仲間の参加が不可欠です。SYSは、前例やルールに縛られ過ぎず、自分の手で新しいモノを生み出してやるんだ!という気概が、何より活躍に繋がる環境ですからね。
中野:
たしかに待っているだけでは何も得られない会社です。でも逆に、責任感と推進力を持った人にはどんなチャンスも与えられる。私自身、これだけの大規模プロジェクトのマネージャーを任せてもらえました。大規模開発への参加はもちろん、リーダー、マネージャーを目指したいというキャリアアップ・スキルアップ志向の仲間を迎えて、今後の発展をさらに加速させていけたら最高ですね。
メンバー写真 ソリューション事業部  JAL開発Gr  マネージャー 中野

ソフトハウスで開発エンジニアとして経験を積んだ後、2012年1月に中途入社。その経験やスキルに加え、周囲を巻き込みアクションを起こしていく推進力が認められ、今回の大型プロジェクトのプロジェクトマネージャーに抜擢される。

メンバー写真2 ソリューション事業部  事業部長 野坂

前職は大手メーカー勤務。大型案件をいくつも手掛け、実績と手腕に磨きをかけた後、次なるチャレンジの舞台として成長途上にあったSYSに参画。今回のプロジェクトでも、持ち前の経験とノウハウを活かし、顧客折衝や開発チームの体制づくりなどに尽力。

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